7月4日 夏の江の島、シーズン開幕 ― 海の家と、新しいルールの中で
7月4日、日曜日。
この日の予報は南風4m/s。
夏らしい、少し控えめな風だ。
4m/sあれば、しっかりパンピングすればフォイリングも狙える。
そんな期待を胸に、いつものように江の島へ向かった。
先週のまさかのキャンセルの後だけに、今週こそはと気合を入れていた。
いよいよ海開き
7月に入り、江の島・片瀬海岸もいよいよ夏本番。
5月の終わり頃から浜辺では毎週のように、
カンカン、トントン――
海の家を建てる音が響いていた。
その海の家がついに営業開始。
今年最初の「夏の江の島」である。
海に着いてみると、まだ7月が始まったばかりということもあって、海水浴客は思ったほど多くはない。
しかし、浜辺の景色は完全に夏仕様へ変わっていた。
マリンスポーツエリアは大混雑
夏になると、一番広くて出艇しやすいビーチは海水浴エリアになる。
そこではマリンスポーツは禁止。
ウィングフォイルやウィンドサーフィン、SUPなどは、江の島寄りの限られた出艇エリアからしか海へ出られない。
自分はもともとその場所を使っているのでアクセスは問題はない。
しかし問題は、みんながそこへ集まることだ。
サーフィンスクール。
ウィンドサーファー。
SUP。
ウィングフォイル。
すべてが同じ場所を使う。
フォイルは水中に鋭い翼が付いている。
人が近くにいる状況では、いつも以上に神経を使う。
安全第一。
これから夏の2か月間は、この混雑とも付き合っていかなければならない。
風は少し足りなかった
海に着くと、体感では3m/sくらい。
予報より少し弱い。
「今日はちょっと厳しいかな。」
そんな予感はあった。
なので、迷わず6㎡のウィングを準備。
フォイルを組み立て、いつものようにセッティングを済ませて出艇した。
サーフィンスクールの横を慎重に抜け、沖へ向かう。
浮かなくても、できる練習はある
やはり風は少し足りなかった。
何度かパンピングしてみたが、今日はフォイルは浮かない。
残念ではあった。
それでも風はゼロではない。
しっかり風上へ登る。
スピードを乗せて下る。
ジャイブのタイミングを確認する。
フォイリングしない状態でも、できる練習はいくらでもある。
そして何より、この日は約3週間ぶりの海だった。
風を受けながら海面を走るだけでも十分に気持ちがいい。
沖でウィングを寝かせて一息つく。
青い海を眺めながら漂っているだけでも、日頃の仕事の疲れが少しずつ抜けていくようだった。
夏の海は、これからが本番
結局、この日は一度もフォイリングすることはできなかった。
あと1〜2m/s吹いてくれれば…。
そんな場面が何度もあった。
とはいえ、久しぶりに海へ出て、風を感じ、思い切り体を動かせた。
それだけでも十分価値のある一日だった。
もしかすると、夏の江の島はこんな日が多いのかもしれない。
だからこそ、吹いた日のありがたさも増してくる。
次こそは、もう少し風が吹いてくれることを期待したい。
夏はまだ始まったばかりだ。


