9月5日 吹いたと思ったら止まる ― 風に振り回された一日と、2450cm²フォイル初挑戦

先週は七里ヶ浜までSUPで行き、思いがけずいい波に当たって、久しぶりのSUPサーフィンをかなり楽しむことができた。
でも、やっぱりそろそろウィングフォイルで飛びたい。
7月25日に痛めた小指はまだ完全には治っていない。それでも、ようやく「これならウィングを持っても大丈夫かな」というところまで回復してきた。
最後にまともにフォイリングしてから、もうかなり時間が経っている。
今週こそ浮きたい。
そして今日は、もう一つ楽しみがあった。
2450cm²の新しい大型フロントフォイル。
これまで使っていた2000cm²より一回り以上大きい。
今日の予報は3〜4m/s。普通ならちょっと厳しい。
でも4m/sくらい吹いてくれれば、6㎡のウィングと2450cm²、そこにパンピングを組み合わせれば、もしかしたら十分浮けるんじゃないか。
そんな期待を持って江の島へ向かった。
ただ、最初に言っておくと――今日はあまり面白い話ではない。
時間のない方は、この先はスキップしていただいて構わない。


今日も風が足りない

クラブに着くと、いつものメンバーのAさんがいた。
いつもニコニコしていて、とても感じのいい方で、話しているだけでも気持ちがいい。
今日はAさんも海に出るようだ。
ところが肝心の風が弱い。
「これ、ウィングで出たら地獄だな……」
微風のウィンドサーフィンも難しい。
ただ、セイルの重量そのものはマストが支えてくれるので、人間は基本的にバランスを取ればいい。
ところがウィングフォイルは違う。
風が入っていればウィングは勝手に浮いてくれるが、風がなくなると6㎡のウィングを自分の腕でずっと支えなければならない。
これが本当にきつい。
一方、微風でも一度フォイルが浮いてしまえば、ウィンドサーフィンよりはるかに少ない風で走り続けられる可能性がある。
そこがウィングフォイルの面白いところなのだが、今日の朝の風では、そこへ到達する前に腕が終わりそうだ。
「今日はしょうがない。SUPだな」
Wingの道具を持たずに出艇エリアに行き、Aさんとともに、SUPで沖へ出ることにした。


沖へ出たら……吹いてるじゃないか

波はほとんどない。
SUPサーフィンを楽しむ感じでもないので、今日は沖へ出てのんびりすることにした。
ところが沖へ出てみると、風を感じる。
「あれ?」
3m/sくらい。
ブローなら4m/sくらいありそうだ。
これなら、2450cm2のフォイルならいけるんじゃないか?
ちょうど沖でAさんと会った。
「Aさん、これ、意外と吹いてますね。いけるかもしれませんね」
問題は、ウィングフォイルの道具を持ってきていないことだ。
クラブまで戻って、また海岸へ戻ってくるだけで往復20分弱。
さらにフォイルを組んでウィングを準備すれば計小一時間かかる。
せっかくSUPで沖まで来たのに、また全部やり直しである。
「どうしますかねえ」
などと話していたが、自分の中では、もう答えは決まっていた。
やる。
「Aさん、すみません。私、戻って道具取ってきます」
SUPを漕いで岸へ戻った。


風を追いかけて、往復1時間

SUPを片付けていると、Aさんも戻ってきた。
「じゃあ私もやろうかな」
ということで、今度は二人でクラブへ戻る。
そして20〜30分ほどかけてウィングフォイルをセッティング。
自分はもちろん、今日のお目当てである2450cm²の大型フォイルをセットした。
これを持って、再び海岸へ。
なんだかんだで、ほぼ1時間。
「さあ、今度こそ飛ぶぞ」
海を見る。
……。
風がない。
さっき沖で吹いていた風はどこへ行った?
完全に肩透かしである。
二人でしばらく雑談をしながら風を待った。
しかし、全然上がってこない。
「これはもうダメですね。またSUPですね」
仕方なく、再びSUPを準備。
また沖へ出た。


SUPにすると吹く。ウィングを出すと止まる

しばらくSUPでのんびりしていると――
また風が出てきた。
「えっ、また吹いてきた?」
さっきと同じくらい。
3m/s、ブローで4m/sくらいはありそうだ。
もう完全に風に遊ばれている。
SUPを出せば吹く。
ウィングを準備すれば止まる。
またSUPを出せば吹く。
「もういい。今度は行こう」
また岸へ戻った。
ウィングフォイルを準備して海へ。
その頃には、また少し弱くなっている。
嫌な予感しかしない。
でも、もう今日は何往復したか分からない。
これ以上、風を追いかけてSUPとウィングを交換する気力もない。
とにかく出てみることにした。


2450、浮くことは浮いた

やはり風は弱かった。
ウィングが重い。
走り出すだけでも結構大変だ。
少し風が入ったところでパンピング。
ウィングを煽り、脚でもポンピングする。
だめだ、風が足りない。
あと1m/s。
本当にそれだけで、今日の景色は全然違ったはずなのだが。


結局、一番長く乗ったのはSUP

しばらく粘ったが、ウィングを自分の腕で支えながら漂う時間の方が長い。
これは楽しいというより、ただつらい。
「今日はもういいか」
ウィングフォイルを諦めて岸へ戻った。
そして最後は、またSUP。
風を追いかけて、
SUP。
ウィング。
SUP。
またウィング。
そして最後はSUP。
一日かけて何をやっているのだろうと思うが、まあ、こんな日もある。
最後は沖でのんびりして、海にいる時間そのものを楽しんで終了した。


残念すぎて、日記を書く気にもならなかった

正直、今日はかなり残念だった。
久しぶりに指の状態も何とかウィングをできるところまで戻ってきた。
新しい2450cm²のフォイルも用意した。
風も一瞬だけなら、ちゃんと吹いた。
でも、自分がウィングを持って海へ出ると止まる。
その繰り返し。
結局、まともなフォイリングはできなかった。
あまりに何も起きなかったので、その日は練習日記を書く気にもならず、しばらく放置してしまった。
ただ、一つだけ収穫があるとすれば、2450cm²は確かに低速で浮きそうだという感触を得られたこと。
あと少し風があればいける。
たぶん4m/sくらい安定して吹けば、6㎡+2450cm²+パンピングで十分勝負になる。
今日はその予告編だったと思うことにしよう。
次こそは、風に振り回されるのではなく、フォイルで風の上を飛びたい。

海の家も明日で営業終了とのことです。寂しいですが、出艇が自由になるので、来週が楽しみです!

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