6月20日:電動Foil(ハンドル付き)で大海原を疾走2

今日も、ハンドル付きの電動Foilレッスン。
前回よりも少しだけ自信がついて、
海へ向かう足取りが軽かった。
ボードを抱え、波打ち際で海風を感じた瞬間、
心の奥で小さく炎が灯るのがわかった。
今日こそ、もう一段、上達できるはずだ――そう信じて。

海面は少し荒れていた。
風が思ったよりも強く、うねりが大きい。
電動Foilは波の影響を受けやすく、
バランスを崩せばすぐに沈む。
それでも、電源を入れて滑り出した瞬間、
胸の奥にぞくりとした興奮が走った。
水の抵抗を切り裂き、ボードが持ち上がる。
風を味方につけたときの浮遊感――あの瞬間がたまらない。

うねりに翻弄されながらも、
何度も挑戦した。
失敗してもすぐに立ち上がる。
少しずつ感覚が戻り、体が海と呼吸を合わせ始める。
遠くで先生が笑顔で手を振っていた。
「いい感じだよ、そのまま真っすぐ!」
その声に背中を押されるように、
再びスロットルを握る手に力が入る。

レッスンの終盤、ようやく波が穏やかになり、
ボードが安定して滑り出した。
風を切る音が耳の横で鋭く鳴り、
海面が自分の意志に従うかのように動く。
ハンドルを握る腕に、確かな手応え。
まっすぐなら、もう沈むことはない。
水面を飛ぶように走り抜ける瞬間、
歓びが全身を駆け抜けた。

たった数十秒でも、永遠のように濃密な時間。
失敗を恐れず、波と語り合いながら、
今日も一歩、風の上の世界へ近づいた。
潮の香りを胸いっぱいに吸い込みながら、
「次は、もっと遠くまで行ける」と
心の中で静かに誓った。

いつみても、江の島は絵になりますね。

海の家づくりも佳境です。間に合うように職人さん方頑張ってください。

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