6月28日:SUPサーフィンからの電動Foilレッス2本立て
今日もハンドル付きの電動Foilレッスン。
けれど今回は、それだけでは終わらない。
前から少し気になっていた SUPサーフィン にも挑戦してみたくなり、
午前と午後、二つのレッスンを連続で受けることにした。
最終ゴールは、Wing Foilでの波乗りでもあるので、これも大変重要なミッションである。
海風が頬をなでる朝、
少し冒険のような一日が始まった。
まずは午前のSUP。
以前に一度、遊びで少しだけ乗ったことはあったが、
先生からあらためて、パドルの持ち方、こぎ方、立ち方を教わると、
「こんなに違うのか」と驚いた。
やはり何事も、自己流では見えない世界がある。
基本こそが、楽しさへの最短ルートなのだと感じた。
正しい姿勢で海に浮かぶと、
それだけで体の芯がすっと整うようだった。
ゆるやかなうねりに合わせてボードが上下するたび、
遠くの水平線まで意識が伸びていく。
ただ海の上に立っているだけで、こんなにも穏やかで気持ちがいい。
沖へ漕ぎ出せば、日常が小さく見える。
SUPの上で釣りを楽しむ人の姿もあり、
「いつか自分もやってみたい」と思った。
最後に、先生の合図で小さな波に乗る練習。
腰を落とし、ただバランスを保つだけ。
それでも、波がボードを押し上げた瞬間、
ふわりと身体が浮いた。
それはたった数秒の出来事だったが、
自分が波と一緒に走るような、不思議な高揚感。
初めての経験というものは、
どうしてこうも胸を震わせるのだろう。
そして午後――再び電動Foilへ。
三度目ともなると、さすがに慣れが出てきた。
スロットルを握る手にも、もう迷いはない。
ボードが水面を離れ、スッと浮かび上がる。
風が肩を撫で、波が静かに道を譲る。
今では安定して走り続けることができ、
大きなターンなら、滑るように曲がることもできた。
午前のSUPで研ぎ澄まされたバランス感覚が、
午後の海で確かに活きていた。
自分の体が海と対話できているような一体感。
「もう、次はハンドルなしでもいけそうだ」
そう思えるほど、確かな手応えを感じた。
風と波に抱かれながら、
今日もまた一歩、
自分の翼を手に入れたような気がした。

海の家もほぼ完成していますね。7月からの営業が楽しみです(いかないけど)。

