11月15日 e-foil ―「中心」に乗るということ ―

今日も、残念ながら風はなかった。
迷うことなく、e-foilをお願いする。
今はもう、風がないことを嘆くより、
この時間をどう使うかのほうが大事だと分かっている。

11月中旬。
さすがに寒くなってきた。
今日は、ついに届いた新調のセミドライスーツを初めて着る。
体にぴったり合っていて、着脱もスムーズ。
動きにくさも感じない。
やはりオーダーして正解だった。
足元はまだマリンブーツ、手袋も今日は不要。
「冬の入り口」に立った、そんな感覚だ。


前回のe-foilは、最後がかなり良い感触で終わった。
だから今日は、その続きから自然に再開できるのでは――
そんな期待を、正直に言えば持っていた。

だが、現実はやはり甘くない。
スタートしてすぐ、2回、3回と沈。
「あれ?」という感覚が続く。

ただ、今回は焦りはなかった。
沈しながら、自分の中で何が起きているかを観察する余裕がある。
そして、ふと気づいた。

浮く瞬間に、完全に“中心”に乗り切れていない。

前回も同じところでつまずいた。
だが今日は、はっきりとその違和感を言葉にできた。
浮こうとする瞬間、
「今、自分は本当にボードの真ん中に立っているか?」
その感覚を強く意識する。


次のトライ。
重心を探すのではなく、
**最初から中心に“置く”**意識でスロットルを入れる。

すると――
すっと、ボードが浮いた。

無理な修正もなく、
左右に振られることもない。
そのまま、安定して走り続けられる。

「これだ」

そう思った瞬間、
不思議なくらい、力が要らなくなった。
直線なら、いくらでも行けそうだ。
モニターを見ると、速度は時速21km
数字以上に、体感としてのスムーズさが際立っている。


そこからは、ターン練習に集中。
かかと側、つま先側。
どちらも何度も繰り返す。

最初はぎこちなかったが、
重心位置と肩の向きを意識すると、
成功率が一気に上がる。
感覚的には7割程度は成功している。
明らかに、前回より安定している。

脚の疲れはあるが、
それは「余計な力を使っている疲れ」ではなく、
必要なところがちゃんと働いている疲れだ。
嫌な感じはない。


今日の収穫は、はっきりしている。

e-foilで一番大事なのは、
浮くためのテクニックではなく、
浮く瞬間に“完全に中心に立てているかどうか”

それができれば、
浮くのも、走るのも、
驚くほどシンプルになる。

この感覚は、間違いなくWing-foilにつながる。
いや、すでにつながり始めている。

寒さは増してきたが、
中身は確実に前に進んでいる。
今日は、静かだが、とても良い一日だった。

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帰りの夕焼けもきれいでした。

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